![]() 金沢野鳥クラブの田村さん |
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![]() 金沢野鳥クラブの鹿島さん |
| 鹿島さんのお話 (鹿島さんは富岡に古くからお住まいになっている人) 「コジュケイ」 鳥には聞きならしという、鳥の鳴き声を人の言葉に置き換えることをよく行っています。「メジロ」では「チュウベイ、チョウベイ、チョウチュウベイ」と聞きならしをします。 きょうお話する「コジュケイ」は「チョットコイ」「コウチョウコイ」アメリカでは「ピープルプレイ」等と聞きならしをします。 漢字では「小綬鶏」と書きます。綬は組み紐を表し、胸の模様から名前がつきました。中国南部が原産地です。日本には1919年に実業界の人が輸入し、庭に放し飼いにしていたものが抜けだし各地に拡大しました。 1932年には狩猟鳥に指定されています。この辺では二俣川に猟場がありました。富岡には冬、神社の草地に5〜20羽いました。長さは27cmで鳩ぐらいの大きさです。富岡の裏山にいて猟ができました。私も猟を行い肉を食べましたが、臭みがなくおいしい鳥でした。当時はいたるところにいましたが、最近は殆どいません。長浜に1群富岡総合公園に2群ぐらいです。 逆にキジは昔は見たことはありませんでしたが、最近では長浜観察池でもよく見かけるようになりました。 その他では沖に数万羽のスズガモがいた記憶があります。猟の対象として、コジュケイ、キジバト、ノウサギがいました。 |
| この後、鹿島さんがデジタルカメラで撮影した、この周辺で冬見ることが出来た鳥の紹介がありました。50種類近くありますので、その1部を紹介します。掲載しませんでしたがトビに餌を毎日あげている人がいます。猛禽類に餌付けをするのは、生態系に影響を与えるので注意して欲しい、という呼びかけがありました。 | |||
![]() ヒドリガモの雌雄 | ![]() オナガガモの雌雄 | ![]() スズガモの雌雄 | ![]() ハシビロガモの雌雄 |
![]() ムクドリ | ![]() メジロ | ![]() シジュウカラ | ![]() シメ |
![]() ダイサギ | ![]() コサギ | ![]() カイツブリ | ![]() セグロカモメ |
| 田村さんのお話 (田村さんは西柴居住、金沢野鳥クラブの代表) 子供の頃は磯子に居住していて、埋め立て前の根岸湾は広かった記憶があります。アサリやノリの養殖がさかんで、クルマエビが泳いでいるのが見えました。 1977年に埋め立て地の野鳥観察を始ました。今の福浦には珍しいコクガンが入ってました。夏にはコアジサシの繁殖を観察し、シギ、チドリを観察しました。1人で図鑑を頼りに鳥の種類を調べました。 昔の平潟湾は広い湿地で、広重の描いた平潟の落雁はねぐらに帰る雁を描いた図です。 コアジサシ この写真は1978年に撮影したコアジサシの卵です。この他にもコチドリ、シロチドリの繁殖も観察しました。やはり大黒埠頭も埋め立て途中で、ここはヘドロが多かったのですが、やはりコアジサシが繁殖しました。大井野鳥公園は埋め立ての途中に野鳥が飛来し、加藤幸子さん達の運動により野鳥のサンクチュアリが実現しました。コアジサシは広い砂利がある場所でなければ繁殖しません。神奈川県では相模川、酒匂川の河川敷で繁殖していますが危険な状態です。 夏島で日産自動車が埋め立てを行い、500m四方の土地に3年ぐらいコアジサシが繁殖しました。繁殖が終わるまで工事を待ってもらう運動をしました。このように過度的環境に生息する鳥たちは埋め立て地の変化により移動します。最近では大井の下水処理場の屋上にコアジサシが繁殖を始めました。しかし、平らな平面では卵が移動しますので砂利や貝殻を置いて人工的な繁殖地にする試みをしています。 また、埋め立て中の草原では、ヒバリやタヒバリを見ることができました。 長浜野鳥観察園 長浜野鳥観察園は長浜検疫所の港の跡で、防波堤で囲まれた池が保存されました。埋め立て当時からここは公園にする構想だったようです。当時は立ち入り禁止だったのですが、カモを見に行きました。20年前には珍しかった、オカヨシガモがいました。写真は公園工事中の写真です。ガン・カモ調査
調査は毎年同じ日に調査を行っています。調査によれば内陸部に入らないスズガモが1995年から急に増えています。このためカモの総数が増えています。理由はいろいろ考えられますが、特定できません。神奈川県全体の調査では、1887年まで少なかったホシハジロが1990年あたりから急激に増えています。この原因がどこにあるのか調べるのは非常に難しいのです。シベリア地方の繁殖場所の問題か、飛来する途中経路に環境の変化があったのか等、考えられることは複数あります。 カワウの問題 以前は、上野動物園で飼育しているような環境でしたが、浜離宮公園に繁殖地が拡散し、20年前まではこの辺にいなかったのが、今では多数みることが出来ます。昔はウミウが城ヶ島と猿島に生息し、この辺にも飛来してきたのでウミウと特定できたのですが、現在冬の海辺でカワウとウミウを区別することが難しくなっています。カワウが急速に拡散した理由もわかって」いません。 まち中で見る鳥 シジュウカラが増加しているが、小鳥類が増えることはあまりありません。並木の鳥は、後背地の富岡の丘陵で決まります。長浜の汽水池も富岡の森が重要です。 夏鳥としてツバメが飛来します。昔は山にいたイワツバメがシーサイドラインの下や平潟湾の橋の下で繁殖します。去年までは南部市場で巣作りが行われています。しかし、巣の位置がが移動しています。それはダニ等で巣が不衛生になり、古い巣を放棄したと考えられます。ツバメは種類により巣の形が違いますが、1994年にセンター地区のアーケードの天井にコシアカツバメが巣を作り繁殖しました。コシアカツバメは静岡に多く生息していましたが、神奈川にも進出してきました。この理由も不明です。 野鳥との共生 現在の環境を守ることが重要で、森やカワセミを育てる崖の存在が必要です。政治的な意味合いは抜きにして、米軍の貯油庫の森は野鳥の環境にとっては良いことです。 多様な生物が暮らせる環境を保存し、また再生することが必要です。平潟湾の湿地を復元するとか、現在の堤防を親水性のある緩やかな堤防に治すとか、様々な提案があります。ベイサイドマリーナの先の貯木場もスズガモやホウジロガモに取って大切な空間です。共存して残して置きたいものです。 コアジサシにとっては300m四方の砂利原が夏場だけあれば繁殖します。冬は人の遊ぶ空間とするなど、人と野鳥が共存できることを考えていきたいと思います。 | ||
![]() | 会場には、受講者の中に、金沢野鳥クラブのメンバーや、いつも長浜野鳥観察園でお見かけする人達が大勢参加していただきました。 | ![]() |

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